結論から述べると終盤までは最高だった
男子のため物語である。
クリエイターに50年以上影響を与える作品になるだろう。上流・貴族階級のガイドとなる。
自然の中で、クラフトマンシップを獲得していく。これは、欧米人ではバカンス体験に当たるだろう。
工夫し目的達成を目指す過程も描かれる
終盤は、女性に導かれる。
大人の男性から役割を与えられるが、断る。
なんとなくの流れで、ナツコが助かる
以下はポイントを箇条書きした
・映像・アニメーションとして
火事のシークエンスは最高で、ジブリの醍醐味
・日本のコンテンツとして
やはり近代を描く。ナツコへ寄りカットが最高。身動きを含めて、和服の美しさが表現されていた。
食事のシーン多い。
アミニズム表現
◆宮崎駿は思春期男子を描けない?
内田樹が言う、「アドレッセンスの喪失」を宮崎駿が経験していないのかもしれない。
http://blog.tatsuru.com/2017/05/14_1806.html
直近で思い当たる男子の映画は、「君の名前で僕を呼んで」だ。
この映画ではロマンスがある。
そして、喪失するであろうアドレッセンスの夏休みが描かれる。
ティモシー シャラメが主演を演じ話題となったが、普遍的な主題を扱っていることも寄与しているだろう。