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  • modern(近代)が日本のコンテンツ
  • 男性の方がジェンダー圧力が強い

全体の感想としては、完成度は高かった。

諏訪の遺構が物語のポイントとなっているが、その他の舞台も昭和の香りが漂う。むしろ舞台設定は昭和でも、まったく問題ない作り。
現代であることを示すために、tik tokで流れる動画、懐中電灯替わりにスマホが登場する。

世界は日本に新しいものは求めておらず、モダンな雰囲気を欲しており、これに応えた設定なのだろう。

主要キャラが、男子2人ではなく、女子2人であったら物語はどう変わっていたか?

①製作側が重要視していると思われる、「禁じられた遊び」オマージュが機能しにくくなる。外遊びや秘密基地で。

②そして、親から与えられる期待が、女子は男子より画一的ではなく、その部分の描写に納得感を与えにくい。

③学校でのシーンが、グロテスクさが増す。

上記を踏まえると製作側が、安易に男性ジェンダー観にフリーライドして、物語をドライブさせているように感じた

個人的には、女子2人を主要キャラとして、「禁じられた遊び」をモチーフとしつつ、思春期的な揺らぎを題材として、作り直してほしい。