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上記に題名に関する記載あり。

VCについては本書の論旨ではないようで、演繹するとシリコンバレーも「タレント」をうまく使ってるよねってことらしい。長い間語った後に、おまけのように言及している。

本書では、「トヨタの主査のような人材がVCにも求められる」とされている。
そもそも主査ってどんだけ世の中で知られている?
個人的にはマツダのデザインの変化に興味があって、色んな書籍digって出会った単語だったのだが。

主査とは、「タレント(才能ある人材)を中心として価値を生み出す仕組み」だそうです。抽象的過ぎて分からん。
具体的には、「期待される素質のある人材を見抜き、選抜し、育て、商品に関わることすべてに責任を持つ一人のタレントと、その商品の構成要素を担当する、各専門分野のタレント・プロフェッショナル・スペシャリストを組み合わせて、優れた商品をつくりだす仕組み」だそうです。

タレントとは、”「目的志向」で「知識を獲得」し「組わ合わせて」活用し、「創造的知識労働」をする人達”のことだそうです。また抽象的www
“広くて深い真の基礎、基礎の知識を持ち、二つか三つの専門分野があり、目的的に、知識獲得をしながらアナリシス・シンセシスを繰り返し、答えを出す人” とも書かれています。

そのうえで最後に、VCのような金融業に関わるタレントに必要なものを3点述べています。
・(創業者なのど)タレントの能力を洞察
・彼らが創成する設計情報の素性を見抜く
・将来の市場性を洞察する能力

筆者は工学の背景が強いみたいで、用語が独特。
設計情報とか抽象的過ぎて分かりにくいし。
でも経歴は、昔の超エリートのそのもの。
 東京大学大学院工学系研究科修了 ⇒ NTT持株会社研究所勤務 ⇒ 独立

本書はとても勉強になると思うので通読をオススメしますが、VC関連のことが気になるなら、第2章の”タレントとはなにか”、第3章のシリコンバレーの部分を読めば、どんな人材が求められているのかは理解できると思います。
VC関係以外にも、人材系に興味がある方がぜひ読んでください。

全体については以下でスライドにまとめた。