https://www.businessinsider.jp/post-231286
上記を読んで、題名のような考えが浮かんできた。
エシカルがZ世代における消費性向として認識すべきと、マーケティングの文脈で言われるようになって久しい。
“透明性”については、オードリー・タンの著書で強調されていた。ITが透明性を担保し、政治利用できるそうである。
DtoC文脈で、原材料費を公表しているブランドとして、Everlaneというものがあるとスタートアップ界隈で話題となっていたのを思い出し、調べてみた。
洋服の系統としては、ユニクロとほぼ同じに見える。
実際の商品は見たことがないので、素材はより高級なものかもしれないが。
日本語のサイトには原材料費の記載はない。以下の英語のサイトに見に行った。
https://www.everlane.com/about
下のほうに記載がありこんな感じ。2021年3月末では1ドル=109円である。
“The Modern Loafer”とは
こんな感じのシンプルな靴で、説明書きには、素材は本革でブラジルで製造されているとある。
この製品のコストについて考えてみる。
原材料は2,000円で、製作費は3,000円、輸送費・関税は500円となっている。付加価値として、210%上乗せされている。
意外と製作費が高い。これは靴だからだろうか。工業化されていないのかもしれない。
次は、”The Cashmere Crew”
カシミヤ100%で、中国の工場で作られている。リンク先では工場の紹介があり、写真も多く掲載されている。カラーバリエーションは多い。
原材料は3,000円で、製作費は1,500円、その他は400円となっている。
服なので製作費が安い。価格はユニクロとあまり変わらないぐらいか。付加価値として140%上乗せされている。
靴よりは希少性がなさそうなので、付加価値は少なめとなっている。ただ、1人あたりの購入数は倍近くになりそう。
次は、”The Elements Jacket”だが、在庫はない。
Jacketで調べてみると、ユニクロより高価格だが、シンプルだがデザイン性に優れているように感じた。
次は、”The Day Market Tote”だが、これも在庫なし。
次は、”Denim”
ベトナムの工場で作られている。リンク先では工場の紹介があり、綺麗な写真の掲載もあり。
原材料は1,400円で、製作費は900円、その他は700円となっている。
価格はユニクロより高い。付加価値として143%上乗せされている。
ここまで調べてみて、費用の内訳を知れても、意外と購買意欲には繋がらないと感じた。しかし、工場の紹介はかなり好印象を受けた。世界を感じられるからだろうか。
この記事はここで終えて、今後”透明性”とIoTについては再度掲載する。