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“プラットフォーム提供者が優位の時代でコンテンツ提供者はどう立ち向かっていくべきか”

いちおう、情報収集の効率化を目指しているので、一次ソースを示します。
ネットにおける情報源は基本的にtwitterの自分で作成したリストから得ています。
蛇足なのかもしれませんが一応説明しますが、川上量生さんはdwangoの社長さんです。
京都大学工学部卒みたいですねー。はい、エリート。
この本を読んではじめて知りましたが、超頭良いですね。
個人的なIT業界の四天王に認定されました。
猪子寿之(38歳)、川上量生(46歳)、ひろゆき(38歳)、堀江貴文(42歳)   2015年9月8日現在
ネットの世界では、猪子寿之さんが知名度が低いでしょうね。私はアートに興味があるので一番最初にあげました。
世の中的に何が有名かはわからないけど、今やってる大河ドラマのオープニングムービーとか作っています。
本題の本の内容。
この世の中を侵食してきている、ITビジネスの構造について分かりやすく説明されている。
最初は、ネットの世界について、”住人”という概念を用いて、その成り立ちから紹介。
apple, goole, amazonの恐ろしさを知る。
彼らが構築しているのはインフラであり、システムが構築され、人々がこれに乗っかっている限り、半永久的に利益が生まれる。
それとITビジネスの利益は、国家が回収できない構造になっていること。基本的にサーバがある国の法律が適応されるため、サービスに対する対価をはらった国民にその利益が税金として回収できないようになっている。そこでタックスヘイブンなどの、税金の優遇策を取る国にサーバが置かれるという構造になっている。
つまり、IT企業に利益が蓄積しやすい状況になっている。IT企業とその他の企業で、利益の内の取り分がまったく異なるため、その経営指針が異なってくると予想されます。
そして、IT企業に国が規制をかけることが、海外企業の保護政策というような状況になりえること。規制をしたとしても、海外企業に対して国は働きかけるのが難しい。
ITビジネスの採算についても多く言及されていましたが、私は消費者なのであまり引っかかりませんでした。

 

それとdwangoのサービスがコンプライアンスを厳しく遵守していることに驚きました。日本発のサービスなのでそうなってくるんでしょうね。
また、川上量生さんが、サービスの設計についても、計画的に行われている印象を受けました。
dwangoの一つ一つのサービスの牌は増えていないのかもしれけど、サービスを増やし、それをインフラ化することでビジネスが大きくなっていくのでしょう。